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December 31, 2006

東芝 西田厚聡社長「SEDで液晶に戦いを挑むつもりはない

 東芝の西田厚聡社長が昨日(27日)、時事通信社のインタビューに応じた。発火事故を起こしたソニー製パソコン用電池問題では、「年末商戦を見る限り、売り上げに大きな影響は出ていない」と述べ、ソニーへの損害賠償請求を見送る可能性を示唆した。

 また、東芝が買収した米原子力発電プラント大手のウエスチングハウス(WH)について、「米国で計画されている新規の原発施設31基のうち、最低20基を受注できる」との見通しを示した。これまで株主総会などで表明していた16基の受注獲得見込みを上方修正した格好だ。原発需要が高まる米国で主導権を握り、WH買収費用約42億ドル(約5000億円)の早期回収を目指す。


 この日、西田社長は報道各社の個別インタビューを受けているが、毎日新聞のインタビューでは、こんな衝撃発言もあった。「第3の薄型テレビ」としてキヤノンと共同開発中のSED(表面電界ディスプレー)テレビについて、「数が圧倒的に少なく、値段も高くつく。SEDで液晶に戦いを挑もうとは全く考えていない」。


 SED開発を表明した04年当時は、50型以上の薄型テレビで20~30%のシェアを狙うとしていたが、液晶テレビの急激な大型化、低価格化を受けて、従来路線を大幅に軌道修正したようだ。


 東芝には液晶があるが、キヤノンにとってSEDは、テレビ事業に初参入する社運をかけた商品という位置づけ。両社の温度差が今後の技術開発や販売戦略にどんな影響を及ぼすのだろうか。


【2006年12月28日掲載】

以上、記事内容

長年、平面ディスプレイに関わってきた人間として、海外勢に技術を盗まれ、生産を奪われた状況から逆転する技術としてSEDには期待していましたが、漏れ伝わる情報は悪いものばかり。ムラ、歩留り、焼きつき、寿命・・・、まあ原理を考えれば容易に想像できることではあるのですが、他にも特許とか技術の根幹に関わる問題が在るとすればこれはもう難しいでしょうね。ただでさえ想定以上に価格下落が進んでいるので、生産が遅延するに連れてコスト的に対抗できる可能性が消えつつあったので、これでノックダウン・・・ってことかな。

以前、PALCというPDPと液晶の悪いところを集めたような技術がシャープとソニーとフィリップスという大手連合で検討されましたが、技術の素性の悪さはいかんともしがたく、わずかな生産量だけで頓挫。

また、キヤノンといえば、かっては強誘電性液晶でディスプレイ市場に大きな存在感を占めそうとして、やはり素性の悪さから頓挫。その時の想いがあるから意地でも継続と言い続けるのでしょうが、東芝としては良い迷惑なのではないかと想像します。

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